小島監督が初めてゲームに音声を取り入れたのはPCエンジンCD-ROM²だったとして、その時の経験が今の人脈を支える
2025/04/11

小島監督が初めてゲームに音声を取り入れたのはPCエンジンCD-ROM²だったとして、その時の経験が今の人脈を支えるとしていて、その出来事とは?という話になっており、興味深いエピソードのようですね。
小島秀夫監督は1987年に『メタルギア』を制作・リリースし、ソリッド・スネークを世に送り出しました。 その後、ゲーム界で最も広く認知されたキャラクターの1人となるわけですが、初登場時の彼は、一言も発することのない寡黙で強靭な人物として描かれていました。
小島監督は、ソリッド・スネークがなぜ無口だったのかについて、声優との初期の経験や過去の技術について振り返りながら、記録に残しています。
小島秀夫監督は、米紙『An An』のインタビューで、1980年代後半にデビューしたメタルギアシリーズの第1作目でソリッド・スネークが無口な主人公だった理由について、次のように詳しく説明しています。
1986年に私がゲーム業界に入った当時は、ゲームはまだしゃべることができませんでした。キャラクターに声はありませんでした。漢字フォントすらなく、キャラクターは1人ずつ表示されるだけでした。私のデビュー作『メタルギア』(1987年)の主人公ソリッド・スネークは、このような理由から無口なタフガイとして誕生したのです。
しかし、状況はすぐに変わりました。伝説の開発者は、メタルギア発売からわずか1年後、NECがディスクドライブ搭載のゲーム機『CD-ROM2』を発売したことで、技術革新が起こったと明かしました。これは小島監督の希望に沿った進化でした。
メディアがCDだったため、それまで不可能だったボイスダイアログを使用することが可能になったのです。私は真っ先に名乗りを上げてリメイクしました。
声の収録は初めての経験でした。キャスティングは自分でしましたが、まったくの素人でしたので、マネジメントは代理店に任せました。神戸から始発の新幹線に乗って東京のスタジオに向かいました。豪華声優陣はすでにマイクの前でスタンバイしていました。
挨拶も打ち合わせもできないまま、半日で全てを収録するという無茶なスケジュールでした。人間関係を築く余裕などありません。この最初の経験の悔しさが、その後のボイスレコーディングに大きな影響を与えました。
そこから歴史が始まり、小島監督は、ボイスレコーディング部門で可能な限りイノベーションを起こそうと、さまざまなチームが努力してきたことを説明しました。現在、小島監督のゲームにはハリウッドのセレブや映画のような脚本と演技が取り入れられており、その使命は成功したと言えるでしょう。
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PCエンジンCD-ROM²で声優の声を当てる事が出来るようになり、その時の経験が今の人脈に繋がっているみたいですね。小島監督のゲームにはたくさんの才能に溢れた人達が集まっていますね。